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Holland Beker 日本選手団の大会遠征につきまして

先輩・保護者各位

いつもお世話になっております。同志社大学ボート部3回生マネージャーの渡邉です。

 

当ボート部に所属しています東野花(現3回生)が、U23 ⽇本代表としてHolland Beker 遠征に参加いたしましたのでお知らせいたします✨

Holland Beker 遠征は、次世代強化選手の競技力向上及び経験値獲得を目的とし、オランダ・アムステルダムにて2025年6月22日(日)~7月1日(火)の10日間行われました。

《6/24・25》

この日はやっと水上へ🚣

現地に駆け付けてくださりサポートしてくださった方々、ありがとうございます✨

 

 

《6/25・26・27》

現地は天候が変わりやすく、雨の日や強風の日がありましたが天候に負けず練習に励みました☔

 

《6/28》

5日間の練習期間を経て、いよいよレース当日を迎えました!

U23カテゴリーのBW2-は出漕クルーが3クルーしかいなかったため、シニアカテゴリーのW2-に統合されレースを行うことになりました。

ゴールまで接戦が続く厳しいレースを制し、見事決勝に進出しました✨

 

午後に行われた決勝では6着、BW2-の中でも2着という悔しい結果となりましたが得るものも多い、有意義なレースとなりました…🌟

 

《6/29》

この日はU23カテゴリーの出漕は日本のクルーのみだったため、同様にシニアカテゴリーに統合されレースを行いました。惜しくも決勝進出は逃しましたが、シニアカテゴリーで戦えたことはとてもいい経験となりました!

 

 

以上、遠征のご紹介でした!

最後に…実際に遠征に参加した東野選手へのインタビューを行いました✨

 

「遠征に行ってみて、どのようなことを感じましたか?」

→練習の空気感や大会中の空気感を感じて、日本のようなピリピリした空気感とは違って良い意味でラフで穏やかな空気感を感じました。それもあってか、心の余裕が見られてとても良い雰囲気でローイングをしていました。日本のピリピリガチガチしたローイングも、競技をする上で大切な空気感ですが、ヨーロッパのようなラフな雰囲気がとても素敵だと思いました。
初めてのヨーロッパ遠征は予想してないことの連続でした。まず、予定より船の到着が遅れて初日は乗艇できなかったこと。乗れたと思ったら途中でクラッチが取れ、沈しかけたこと。大会エントリーの内容が違っていたこと。
国際大会で、このようなトラブルは付き物なのだと心構えはしていましたが、経験や言葉の壁から自分達で対応することができないことを知りました。着いてきてくださったスタッフの方や現地の日本人スタッフの方にたくさんサポートいただき、無事大会を終えることが出来ました。

 

「学んだことを教えてください」

→遠征に行く前、中野コーチに上手な漕ぎをたくさん見てくるようにと言われていました。画面越しでしかヨーロッパの人のローイングを見たことがなかったのでとても楽しみでした。背が高い人の漕ぎと背が低い人の漕ぎは別物であって、それぞれにしかできない漕ぎだと思っています。うまいと思った選手は上半身のブレがなく、無駄な動きをしていませんでした。上半身が分厚く、不安定さを全く感じませんでした。上半身がブレないと、一本一本の漕ぎが一定です。安定したブレないローイングをするには体幹がとても大切だと改めて感じました。漕ぎ方は真似できなくても根本的な身体の芯になる体幹の使い方は真似できると思ったので、そのためにも体幹を鍛えて上半身を上手く使う練習をしたいです。ヨーロッパの選手は楽そうに船を動かします。レートが出ているのに楽そうに見えます。そんな漕ぎを私は目指したいと思います。

 

「どんなことでもひと言!」

→正直、この遠征で背の高いヨーロッパ人を前にして背が低い私みたいなのが勝てるわけないと思いました。でも、小さくても一艇ですが背の高いペアに勝ちました。競り合えました。そんな経験が出来て、背なんて言い訳でしかないなと思いました。そんなこと言ってないで、もっとこの身長を活かすような自分のローイングを見つけたいです。

 

 

 

今回のHolland Beker 遠征は目的の通り、次世代を担う期待の選手の経験値獲得に大きく貢献したものだったのではないでしょうか!今後の東野選手のさらなる活躍が楽しみです🚀

 

同志社大学ボート部 広報